「マイ捨てーション」利用者に訊く。〜80代・男性の声〜
行政のゴミ回収もしっかりと整備されていますが、各地域とのバランスを見て曜日や時間が決められており、細かなニーズにはどうしても応えられないのが現状です。
そこで登場したのが、「マイ捨てーション」。“あなただけの、ゴミの定期回収”と銘打ったこのサービスを利用している皆さんからお話を伺いました。
安城市在住・80代・男性の声
加齢と体の不自由で、ゴミ出しもひと苦労
ーこれまでに感じていたゴミ出しへの不満を教えてください
ユーザー: 以前からゴミ出しをすることが億劫でした。というのも自宅からゴミ集積所まで距離があり、その距離の移動がなかなか大変…。
体が動く内はそれでも良かったのですが、ここのところ加齢の影響と体を悪くしたこともあって大変になってきました。
健康のためにも運動になると思ってはいたのですが、そろそろ難しいと感じていました。
ーどのようにして「マイ捨てーション」を知りましたか?
ユーザー: ゴミ出しは日常的なことなので、なんとか改善できないかと考えていたところ、息子から教えてもらったのが「マイ捨てーション」でした。
ゴミの集積所ではなく、自宅前のボックスに入れておくだけで済むため、とても助かっています。
ゴミ問題は、思っている以上に身近な問題。
ーこれまでに行っていた工夫を教えてください
ユーザー: 重いものを運ぶことが大変なので、とにかくゴミを出さないように暮らすことが大切。
少量であれば、私でも運ぶことはできるので、そのように工夫をしていました。ただ、ゴミ集積所までの移動が大変に。
自宅からゴミ集積所までの距離の問題はどうしようもないので、半ば諦めていました。
ーマイ捨てーションを利用して悩みは改善されましたか?
ユーザー:若い方から見れば、ゴミ集積所までの移動と玄関前の回収ボックスという、たった数十mの改善かもしれませんが、私には大きな違い。
それだけで負担はかなり違います。ゴミ屋敷になってしまってからでは遅いので、まだ動けるうちにサービスの活用をしていけて良かったです。とにかく、とても助かっています。
高齢化社会に対して、アンコムがサポートできること。
ー今後のマイ捨てーションに期待されているところは?
ユーザー: サービスは満足しています。もっと私たち高齢者がこのサービスに気づく・見つけられるようにしてもらった方がいいかもしれません。行政や介護へルパーなども回収の支援やサービスを行っていると聞いたことがあるので、そのあたりとも連携することでより良くなっていくのかなと考えています。
大変貴重なご意見をありがとうございます。要介護認定を受けることで利用できるゴミ出しに関する介護サービスも増えているようです。また、ゴミ出しが億劫になることが積み重なると、いずれはゴミ屋敷に…なんてことも考えられます。高齢化によって起こり得る未来を予測して、対策をしていきたいと考えています。