環境にも人にもやさしいパソコンに注目

2023.03.17

皆さん、普段パソコンは使っていますか? ご自宅や勤務先で使われている方、多いと思います。昨今の普及率や生産数は以前よりも高く、その分、廃棄や無駄になっているパソコンも相当数です。そこに登場したのが、「ZERO PC」と呼ばれる環境にも人にもやさしいパソコンです。どのようにそれぞれに対して「やさしい」のか。そこを紐解いていきます。

「ZERO PC」の環境にやさしいところ

日本では年間約300万台のパソコンが捨てられています。ピープルポートが提供している「ZERO PC」はどんなものなのか。簡単に言ってしまえば、法人から無料で廃棄のパソコンを回収し、その使用済みパソコンの中身を新品に入れ替えたもの。そして、壊れた部品や入れ替えた中身は金属資源としてリサイクルされます。本来、新品のパソコンを生産するのに約300kgの二酸化炭素(CO2)が排出されるところ、「ZERO PC」なら排出量は20kg未満で新品と比べて90%の二酸化炭素(CO2)削減が可能となります。100%自然エネルギーの電力を使用して再生し、お届けの際の梱包材はプラスチックゼロのサステナブルな特殊な段ボールを使用しています。

「ZERO PC」の人にやさしいところ

「ZERO PC」の環境にやさしいところは先述の通り。続いて人にやさしいところは、パソコンの修理や動作確認を行っているスタッフが日本に来た難民を採用している点にあります。通常、政府から難民認定を受けるには約3年もの時間がかかり、その間は条件の良くない仕事に就いたり社会的に孤立した生活を送らざるを得ないケースがほとんどです。その問題を解決するため、ピープルポートでは難民の方々にパソコンを再生する技術を提供しています。この先の定住先でも働けるように、世界中どこでも通用するスキルを持った人材として活躍できるようサポートしています。また、給与・社会保障は日本人社員と同水準というのだから、素晴らしすぎます。

再生パソコンブランドとして注目

環境への負荷ゼロを目指すエシカルなパソコンとしても、難民の雇用創出と技術習得を兼ねている人にやさしいパソコンブランドとしても、まさに捨てるところのないパソコンブランドである「ZERO PC」。製品としても、企業や個人で使用されていたPCを再生しているため価格はリーズナブルで、30日間の返品・交換、さらに1年間の無償修理サポート付きでもあります。さらに、お届けの際の梱包材はプラスチックゼロのサステナブルな特殊な段ボールを使用。どれだけ至れり尽くせりなんでしょう。そりゃ、「CHOICE! ZERO WASTE AWARD」(←循環型プロダクトであり、原材料の循環性、生産の持続性、日々の暮らしへの浸透性という3つの基準を満たしたプロダクトに贈られる賞)の2021年度認定製品に選ばれますよね。ぜひチェックしてみてください!
https://zeropc.jp/