ゴミとSDGsの関係性

2023.01.10

SDGsーすっかり耳馴染みのある言葉になったのではないでしょうか。昨今、ニュースやテレビ、新聞や雑誌などで目にしたり耳にしたりしたことがあると思います。要約すると「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」ということだそうです。「偉い人たちが一生懸命考えてくれることだ」と他人事ではなく、私たちの地球と捉えて、できることをやりましょうということでもあります。次世代につなげるためにもできることを私たちもやっていきましょう。

ちょっと待って、SDGsってなんだっけ?

いろいろな場面でこれまでになかったような数多くの課題に直面している人類。人類と書くと遠い存在に感じますね、ここは私たちにしましょうか。このままでは私たちが安定して暮らし続けることが難しくなるかも…という問題です。そして、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てたのがSDGsです。それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。「持続可能=何かをし続けられる」、つまり私たちがこの地球に、世界に住み続けられるようにするにはどうすべきか。まずは知ることからはじめませんか?

SDGsのなかで、私たちがすぐにできること

SDGsには17の目標が掲げられています。まずはどんなものがあるか記載します。

1:貧困をなくそう・2:飢餓をゼロに・3:すべての人に健康と福祉を・4:質の高い教育をみんなに・5:ジェンダー平等を実現しよう・6:安全な水とトイレを世界中に・7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに・8:働きがいも経済成長も・9:産業と技術革新の基盤をつくろう・10:人や国の不平等をなくそう・11:住み続けられるまちづくりを・12:つくる責任 つかう責任・13:気候変動に具体的な対策を・14:海の豊かさを守ろう・15:陸の豊かさも守ろう・16:平和と公正をすべての人に・17:パートナーシップで目標を達成しよう

1〜17まであるなかで、比較的取り組みやすいものが12:つくる責任 つかう責任という目標。つかう側として使い方や使った後=ゴミ・廃棄の仕方が問われています。一人ひとりが考えて行動することが大切です。ゴミのプロとしてどのようなことを行うべきか紹介したいと思います。

人の暮らしにとても密接なゴミ問題

人が暮らす上で、人とゴミは切っても切り離せない関係性だと言えます。日常生活はもちろん、経済活動や生産活動、災害などに伴い発生したゴミ・廃棄物。また、不法投棄、環境汚染や健康被害だけでなく、適切な処理をする場合でも、焼却や最終処分場での埋め立てが追い付いていなかったり、ゴミの搬入や収集・処理施設の新増建設に地域が反対したりなどゴミ問題は年々深刻化しています。

暮らしにおいて不可欠だからといって資源を浪費すれば、それに応じた廃棄物が生まれ、有限である資源はいつか枯渇してしまう…持続可能な社会を維持するためには、資源消費や廃棄物の発生を抑制すること。または環境を考えた適切な廃棄物処理が不可欠です。一人ひとりの少しずつでも大きく変わっていきますやれることからやっていきましょう。