正しいリサイクル家電の処分方法

2023.02.06

なんでも粗大ゴミでOKって思っていませんか? 環境保護の観点や資源の有効活用のために“正しく”処分することが社会的に求められています。電化製品の寿命は5〜10年と言われていますので、時が来る前に知識を身につけることをおすすめします。

多くのご家庭にある家電4品目に注目

特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)は、エアコン・テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機などを対象に、部品や材料をリサイクルして廃棄物を減らし、資源の有効利用を推進するための法律です。このエアコン・テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機は「家電4品目」と呼ばれています。どちらのご家庭にもいずれかは使用されていると思いますので、「うちは関係ないわ」とはならないはず。「どうするんだっけ? 」とならないように気をつけましょう。(製造メーカーにより処分の際のリサイクル料金が異なるので製造メーカー名は要確認)

買い替えと処分のみでも異なる

ー同品目の新しい製品に買い替える場合
新しい製品を購入するお店に引取りを依頼するのがベストでしょう。お店ごとで引き取り方法が異なるため、お店にお問い合せいただくのが確実です。買い替え割なんてものも家電量販店によっては行っていることもあります。

ー買い替えではなく処分のみの場合
処分する製品を購入したお店に引取りを依頼、または自治体の処分方法を確認してください。お住まいの市区町村ごとで方法が異なりますので、市区町村のホームページなどでチェック。または回収・処分業者へ依頼するケースも増えています。回収してくれるため搬入の手間が省けて楽な点も◎。

※安価を売りにしている事業者の中には悪質な事業者がいることあります※
※不用品回収には「一般廃棄物収集運搬許可」「古物商許可」などの許可が必要です。

正しい処分で防げるトラブル

リサイクル家電の処分には、購入店舗で引き取ってもらう・自治体・フリマやネットオークション・リサイクルショップ・回収業者とさまざまな選択肢があります。では、なぜ、“正しい”を強調するのかと言うと、無許可の業者がそれなりに存在するからです。例えば車で大音量で巡回していたり、空き地で回収をしていたり、チラシやインターネットで広告をしていたり。無料回収を強調する業者の中には、回収した廃棄物の部品などを売りさばくケースもあるようです。または高額請求を後からする業者も。正しく処分せずに不法投棄を行う悪質な業者に対して、経済産業省が警告を出しています。安心できる事業者を探すこともひとつの手です。