火事で出たゴミって、どうすればいいの?

2023.02.06

レジ袋、ストロー、発泡スチロール、ペットボトル、緩衝材、包装資材、日用品、電化製品など、さまざまなところで使われているプラスチック。プラスチックは自由に形状を変えることができ、軽くて使い勝手の良い材料ですが、その利便性から大量に生産・消費・廃棄されるため、排出されるごみの量が多く、海へと流れ込んだプラスチックごみがもたらす生物への影響が問題視されています。今回は海洋プラスチックごみによって生物がどのような被害を受けているのか、どのように生態系が汚染されているのか詳しくご説明します。

誤飲などによる直接的影響

火事に罹災された方のお話を伺うと、同居人の安否の確認はもちろんのこと、近隣への配慮・確認(延焼がない場合も大小さまざまなご迷惑をかけているはず)、消防署への届け、警察と消防の調査対応、勤め先や保険会社など各方面への連絡、仮住まいの確保…などいろいろな煩雑さを伴っています。火災保険でまかなえるものは当然まかない、ゴミの処理に関しては自治体の減免制度を活用し、知っていることで無駄な出費を抑えていきましょう。ご自宅が戸建てなのかマンションなのか、被害状況によっても修理費用も異なるでしょう。早く日常を取り戻したいでしょうが、なかなかすぐには取り戻せないようです。また、愛用品がゴミとなっている現実も…。

業者への依頼と減免制度は知っておきたい

煩雑さが伴う罹災時の対応、なかでも火事によって生まれたゴミ処理…これがなかなか厄介だったという方が多いのです。自治体によって異なることが多いのですが、多くの自治体ではゴミ処理費用の減免があり、重量によって価格が決まります。それを知らずに業者に依頼すると数十万〜100万円になるケースも。もちろん、業者に頼らず自前で…は難しいのでおすすめはできません。ゴミの扱いやかなりの重量となるため、業者にお願いすることはマストと言えます。少量であれば通常のゴミ捨て同様の処理で良いのですが、大量の燃えカスなどは一般廃棄物処理業者へお願いし、回収してもらうことがスタンダードです。

一般廃棄物か産業廃棄物か

火事の際には、家具や衣服、ご自宅そのものが燃えカスになり大量のゴミが発生し、これらのことは「火災ゴミ」や「罹災ゴミ」と呼ばれています。疑問に思うポイントに挙げられるのが、一般廃棄物か産業廃棄物かという点。仮に火事によってご自宅が半焼し、解体の必要が生じた場合の廃棄物は、解体工事の元請業者を排出責任者とする「産業廃棄物」に相当します。火災現場の場合は煤などによる土壌汚染への懸念から特別産業廃棄物での処分が必要となるケースもあるようです。また、自治体によっては罹災ゴミとして扱われることもあります。お住まいの自治体がどのようにしているかの確認は、しておいて損はないと思いますよ。