エコと地域活性化が叶う、GREEN JOURNEYという新しい旅行の在り方

2025.01.31

産学官連携、⽇産⾃動⾞・日本旅行ほか全14社による共同体は、2050年までに国内旅行のCO2排出ネットゼロ、2033年までに200エリアへの拡大、のべ利用者数1000万人を目指す計画のもと、GREEN JOURNEYを掲げました。新しい旅行の形、地球にやさしい旅行の在り方、それでいて地域は喜ぶ…そんな理想的な形を思い求めたものがGREEN JOURNEYのようです。

どことどこが、何を始めたのか?

自動車メーカーと、旅行会社、さらに行政が手を組み、「旅行時のCO2排出ゼロのEVに乗り、その土地ならではの食や文化を楽しみ、地球にやさしいホテルに宿泊する。 環境にやさしく、地域はうれしく、自分たちはとことん楽しい、日本の新しい旅行スタイル」を提案する取り組みが、GREEN JOURNEY※1 です。2024年8月より、熊本県阿蘇市・三重県志摩市との連携のもと2つの国内旅行ツアーの予約販売をスタートさせ、それぞれの地域の魅力を存分に楽しめる旅程となっています。産学官連携だからこそできることとして、国内旅行におけるCO2排出削減や環境保全型アクティビティの開発、参画自治体における関係人口の創出、地域文化の発展に取り組み、新しい旅のスタイルとして「GREEN JOURNEY」を国内旅行のスタンダードとして持続的に発展させる狙いを持っています。

※1
GREEN JOURNEY
日産自動車株式会社と株式会社日本旅行が発起人となり、北海道旅客鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社、日本貨物鉄道株式会社、株式会社地球の歩き方、株式会社おてつたび、株式会社TBWA HAKUHODO、Earth hacks株式会社、特定非営利活動法人 日本ジオパークネットワークの全14社は、環境省(デコ活応援隊)・東北大学と連携。

エコと旅行と地域活性化は結びつくのか?

そもそもなぜ、旅行に着目したのか? というと、旅行・観光産業は、世界のCO2排出量の約1割以上を占めているとされており、大部分が旅行者の移動から発生しているところが発着点のようでした。この排出量をなんとかできないか? の回答が自動車メーカーのEV。その使用により「地球にやさしい」。そして、「地域の関係人口を増やし、地域の経済・文化においてサステナビリティに貢献していく」。このことも、観光業に求められていると旅行業界各社は考え、人流を増やす施策を検討していたようです。また、昨今は欧米からのインバウンド観光客を中心にサステナブルツーリズムが注目されている点を国内にも根付かせようという狙いも相まり、自動車メーカーとタッグ。そこへ地域・行政が絡むことで、今回のGREEN JOURNEYが発足されていったようですね。エコ×旅行×地域活性化という組み合わせは、このように生まれたのです。

企業のあるべき姿と掛け合わせの可能性

「この機会を活かして国内旅行のサステナブル化を推進することができれば、環境や地域に対して大きな貢献をもたらすことができます。旅行という非日常の体験機会は、サステナビリティへの意識を高めるきっかけとなり、日常生活におけるサステナブルの取り組みへの意識・行動変容にも貢献が可能なのでは」と、GREEN JOURNEYは考えているようです。さらに、「この先は、一次交通事業者や再生可能エネルギー事業者などの多種多様な企業や団体の賛同を募っていくことで、さまざまな側面からGREEN JOURNEYを進化させ、2033年までに全国200エリアへ「GREEN JOURNEY」の旅先を拡大し、のべ利用者数1000万人以上まで増やしていく」と計画しています。自社や業界、産業界の利益を生み出しながら、環境や地域、ひいては地球のことを考えることは、企業活動としては当たり前かもしれませんが、これまでになかったものを生む、新たな取り組みは応援したいと思いましたのでご紹介いたします。