安城市が取り組む「あんしんふれあい収集事業」

2025.04.25
  1. 愛知県内の各自治体で独自に実施されている高齢者向けの収集事業ですが、安城市でも徐々に実施を開始するようです。
    まずは実証実験からスタートし、少しずつ拡大を遂げていく計画となっています。高齢化の問題やゴミ出しの負担を軽減するために、自治体もニーズに応えるサービスを少しずつですが、展開していっています。

 

しあわせ共創都市の実現のために

安城市は、長期的なまちづくりの指針である「第9次安城市総合計画」を定め、「ともに育み、未来をつくる しあわせ共創都市 安城」を目指す都市像としています。
その都市像を実現するために策定した実施計画について、「しくみ」「ちから」「ばしょ」の3つのカテゴリーごとに展開を広げていくようです。そのひとつである「あんしんふれあい収集事業」は、家庭ゴミをゴミステーションまで持ち出すことが難しい要介護1以上の高齢者のみの世帯を対象にしたもので、自宅の敷地内や玄関先から市が直接ごみを収集するサービスとなっています。
また、このようなゴミ出しの支援事業について、地域を限定して実証実験をスタートしています。令和7年度から地域限定で実証実験を開始し、その結果を踏まえて令和9年度からの全市展開を目指すそうです。

ふれあい収集(実証実験)の流れはこのように

流れとしては、「ゴミ資源循環課・ゴミ処理施設・環境クリーンセンター・リサイクルプラザ」へ「ゴミ出し困難者」が申請を行うところからスタート。自治体が申請者の状況を確認し、実施の有無を通知。許可された申請者の自宅へ戸別訪問収集を行います。

  1. 申請受付
  2. 申請者の状況を確認
  3. 戸別の訪問収集

という流れ。

令和7年度に実証実験として6町内、さらに令和8年度には実証実験を6町内、そして、令和9年度に全市にて実施、という計画となっているようです。年齢やその他対象者となる資格など詳細についてはお問い合わせください。ひとりでもゴミ出し困難者が減ることを願っています。

愛知県内にも各自治体で独自の収集事業が実施中

名古屋市では「なごやか収集」、岡崎市では「さわやか収集」、犬山市では「ゴミ出しサポート事業」など名称もそれぞれで、サポートする対象者もそれぞれで異なるようです。満を持して安城市もここへ仲間入りを果たすわけですね。
各自治体、65歳以上や75歳以上、ひとり暮らしであるかどうか、障がい者手帳の交付がされている方向けなどが設定されています。市や町、自治体も以前に比べれば細やかなサービスへ展開を広げているということは、民間でも同様いやそれ以上に細やかなサービスが存在しています。
戸別にお好みの日時に収集に来てくれるゴミ出しサービスや高齢者でなくても利用できるものまで、さすが民間と言えるサービスが散見されますので、その辺りも暮らしを豊かにするひとつとして活用してみてはいかがでしょうか。