スプレー缶の基本的な捨て方ルール

2023.03.14

ゴミには捨てる際に注意が必要なものがいくつかありますが、その代表格がスプレー缶です。スプレー缶は適切に処分しないと爆発事故や火災に繋がる可能性があり、かなり危険。スプレー缶はヘアスプレー、制汗剤、カセットボンベ、殺虫剤、塗料など、さまざまな製品に用いられており、使用頻度も高いため正しい処分方法をちゃんとマスターしておきましょう。

スプレー缶の基本的な捨て方

  • スプレー缶の中身を空にする
    スプレー缶を捨てるときは必ず中身をすべて使い切って、空の状態にして捨てるようにしましょう。使い残しがあるときは火の気のない屋外で空中に放出するか、大量の新聞紙やトイレットペーパーなどに噴射して中身を紙類に吸わせるようにしましょう。
  • 自治体のルールに沿って分別・ゴミ出しをする
    スプレー缶は自治体のゴミ回収に出すことができますが、「燃えないごみ」「資源ごみ」「不燃ごみ」「有害ごみ」「空き缶」「火災危険物」など、どのゴミに該当するかは自治体によって異なります。「透明の袋に入れて出す」「設置されているカゴに入れる」など、捨て方も自治体によって異なりますので、自治体のルールをしっかり確認するようにしましょう。

穴をあける、あけない、どちらが正解?


そしてスプレー缶を捨てる際に一番悩むのが穴をあけるかあけないか。「絶対に穴をあけるべき」「穴をあけずに出すのが正しい」と意見がわかれるところですが、これはある意味どちらも正解。何故なら穴をあける、あけないは自治体によってルールが異なるからです。以前は多くの自治体が穴をあけて捨てることをルール化していましたが、穴あけ作業時の火災事故や爆発事故が多発したため、最近は穴あけを推奨しない自治体が増えています。ただし、穴をあけない場合も必ず中身は出し切る必要があります。また、中身を出すときも穴あけをするときも絶対に屋内で作業してはいけません。スプレー缶に含まれているガスは空気より重く、換気扇をまわしても部屋の底に溜まってしまいます。作業は必ず屋外で、まわりに火の気がないか確認したうえで行うようにしましょう。