思った以上にかんたんなのだから、コンポストをはじめよう。

2025.11.21

古くから自然の摂理を利用し、コンポストの仕組みを生活に取り入れてきた私たち人類ですが、近年エコやSDGsの普及により、改めて生ゴミの処理のひとつとして定着をしています。「コンポスト」という言葉は聞いたこと・見たことはあってもしっかり理解していないかたもいらっしゃると思いますので、今回はコンポストのおさらいです。

今さらながら、コンポストの仕組みをおさらい

コンポスト(compost)は、生ごみや落ち葉などの有機物を微生物の力で分解し、堆肥にする仕組みのことを指します。言うなれば、「ゴミを出さずに、資源に変える」仕組みのことです。自然が行っていることを人間が条件を整えて活用した分解プロセスのことでもあります。まず、「生ごみ・落ち葉などを入れる」。他には野菜の皮、コーヒーかす、卵の殻なども◎。そうすると、「微生物が分解」してくれます。バクテリアや菌類が有機物を分解して発酵させます。それによって「堆肥(コンポスト)」が完成。約13か月で植物の肥料として使える「土」に近いものができあがります。コンポストを活用すると家庭で出る生ゴミを単純に減らすことができます。これは焼却する際に排出されるCO2削減にもつながります。

コンポストの良さ・メリット・いいところ

まず、ゴミを資源に変えられることで環境にやさしいという点があります。生ゴミは家庭ゴミの3040%を占めると言われており、コンポストを取り入れることによってゼロにすることが可能です。また、焼却やゴミの輸送にかかるコスト・CO2の排出を抑えることもでき、エコな取り組みと言えます。また、自然の循環を再生することと同様です。それはつまり、食物生ゴミ土に戻す育つ食物自然で行われている大きな循環の輪を自分の手によってつくることができるということです。その他にも、肥料を自作できることで家庭菜園や観葉植物にも積極的になれますし、お子さんの教育にも活かせます。大きな機械を導入することなくはじめられるのもメリットのひとつと言えるでしょう。

家庭でコンポストを取り入れるためには?

家庭で始めるコンポストは、環境にも家計にもやさしい“循環生活”の第一歩になります。想像以上にかんたんな仕組みで微生物が生ゴミを分解していくので、はじめの仕込みと入れてはいけないものを理解しておくことが大切です。

ーはじめ方

自分の住まいに合ったタイプを選ぶ

  • タイプ:マンション・アパート/密閉バケツ型 or 電動コンポスト→においや虫が出にくい。ベランダでもOK
  • タイプ:一軒家(庭あり)/土中埋め型 or たい肥箱→大量に処理でき、コストも安い
  • タイプ:手間をかけたくない/電動タイプ→生ごみを自動乾燥・分解。手入れが簡単

ー設置場所

直射日光が当たらず、風通しの良い場所が理想的です(屋外なら雨が当たらないようにカバーも)。

ー材料を入れる

初めに「土台づくり」が必要です。その後は、バケツやコンポスト容器の底に土or市販のコンポスト用基材(おがくず・ココピートなど)を敷きます。その上に野菜の皮・茶がら・コーヒーかす・卵の殻などの生ごみを入れます。入れたら軽くかき混ぜて空気を含ませることで微生物が活性化していきます。

ーメンテナンス

  • ゴミを入れるたびに通気をする目的でよく混ぜることが大切です
  • 水分が多いと腐敗してしまうので、その際は乾いた葉っぱや新聞紙を入れましょう
  • 防臭効果として乾いた土や米ぬかを加えると良いでしょう

〈入れてはいけないもの〉

  • 肉・魚・油分・乳製品…これらは臭いや虫が発生する原因となります
  • プラスチック・金属・ガラスなどの人工物
  • ペットの糞やカビの生えた食品