コンセプトである「廃材に、命を吹き込む。」がすばらしい

2022.12.27

アップサイクル:本来、捨てられる予定の廃棄物にデザインやアイデアという付加価値を加えて、別の新しい製品へアップグレードさせること。まさにコンセプトである「廃材に、命を吹き込む。」です。見た目も良くて機能的で地球にやさしいときたら、言うことなしです。それが「SEAL(シール)」というブランドの最大の魅力なんです。

「SEAL(シール)」が結ぶ、それぞれのこだわり

アップサイクルは、耐用年数を越えたソーラーパネルをテーブルへ再利用、または擦り切れたタイヤをバッグにつくり変えるなど、家具業界からファッション業界など、さまざまな業界で注目されています。なかでも「SEAL(シール)」は、日本の職人の高い技術が詰まったアイテムが多数。廃棄されたタイヤチューブを回収し、素材の特性を活かしたバッグや靴などを展開しています。廃材がゆえに素材感が異なり、ふたつとして同じものはない「SEAL」の製品は、オンリーワンを求めるユーザーに刺さっています。モノへこだわりがある人、他とはちょっと違うモノを求めている人、永く愛着を持ちたい人にこそおすすめです。

日本の卓越した職人技が生み出す品質

廃材であるタイヤという特殊な素材を使用・活用するために、縫製は高い技術と経験が必要です。どうやら「SEAL」のアイテムの縫製はすべて熟練した国内の職人が行っているようです。それも一つひとつ丁寧に手作業。開発には時間を要し、試行錯誤を繰り返しながら1アイテムに半年~最大2年の歳月をかけて仕上げているとか。まさに「MADE IN JAPAN」の信頼と実績。現在では、70アイテム以上の豊富なラインナップを揃えています。また、「SEAL」独自の製造プロセスにより、廃材とは思えない高品質を実現しています。

▼廃材の回収・検品・選別
▼裁断
▼洗浄
▼検品・遠別・裁断
▼縫製
▼検品・選別

実際にタイヤとして使用されていたので、使用環境や製造時期によりそれぞれ表情が異なる素材です。走行中は摩擦はもちろん、何年も車を支えて耐えてきた丈夫なタイヤチューブ。丈夫だとは言え、しっかりと数回の検品を行い、ダメージの大きな素材やパンク跡・切れ目のある素材は選別し、最終的に耐久性やデザイン性を吟味した上で「SEAL」の素材として採用…という流れを踏んでいます。年輪のように刻まれた歳月を感じさせる素材は、世界にひとつだけの素材なのです。

アイテムを通じて社会貢献ができる

「SEAL」では、ブランド創立当初よりWWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)に対して売上の一部寄付を行っているようです。また、アイテム購入毎に一本の松の苗木を寄付する取り組みも行っています。その他にも、ゴミ拾い活動やネパールへの子どもたちへの寄付・各種被災地への寄付など、この世界や社会のために貢献できる取り組みを些細なことから実行に移しているブランド、会社でもあります。無駄をなくすために、新たな価値を生み出すために尽力されているブランドに注目したいです。


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